書物の日米関係 リテラシー史に向けて [ 和田敦彦 ]買ってみました。
リテラシー史に向けて 和田敦彦 新曜社ショモツ ノ ニチベイ カンケイ ワダ,アツヒコ 発行年月:2007年02月 ページ数:406p サイズ:単行本 ISBN:9784788510364 和田敦彦(ワダアツヒコ) 1965年、高知県生まれ。1994年、早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。1996年、信州大学人文学部助教授(2007年3月より早稲田大学教育学部に移行)。2005年3月から翌年1月にかけて、コロンビア大学客員研究員。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 序章 日本の書物・イン・アメリカー蔵書史から見えてくるもの/第1章 対立する国家、対立するコレクションー蔵書史の起源をめぐって/第2章 蔵書の記憶、蔵書の記録ーコロンビア大学の日本語蔵書史から/第3章 戦時期日本語教育と日本研究ー言語士官という兵器/第4章 日本占領と図書購入ー占領地の書物エージェント/第5章 占領軍と資料収集ー接収活動と資料のその後/第6章 日本の書物をどう扱うかー分類と棚をめぐる葛藤/第7章 書物の鎧ー国防予算と日本の書物/第8章 連携する日本語図書館ー蔵書どうしの関係史/終章 書物と場所、読者を問うことーはじまりに向けての結語 戦前から戦後にかけて大量の日本語の書物がアメリカに渡った。これらの本は、誰が、なぜ、どういう経路で入手し、どのように使われたのか。「リテラシー史」という問題意識から日本語蔵書の軌跡を追いかけ、日系人捕虜収容所、米軍日本語学校、占領下の日本語図書購入、困難な目録化など、書物をめぐる人と場所の関係に新たな領域を切り開く力作。 本 人文・思想・社会 雑学・出版・ジャーナリズム 図書館・書誌学